2012年11月7日水曜日

宮一新人戦その6

■ディフェンスラインについて

宮一はこんな感じ
どこか突破されたら後がない。1対1で負けないことが前提となっている。

東北はツートップにそれぞれ1人づつ付いてスイーパーが1人余った形
この場合、1人かわされても余っているスイーパーが対処する。かわされたDFはスイーパーの後ろに戻り、元の陣形にする。

宮一のコーナーキック時の布陣(だいたいのイメージ)
3人のディフェンスが残っている。キッカーはコーナーにいるわけだから、中央のエリアは、宮一が6人、相手はキーパー含めて8人。これで点を取るのは難しい。

宮一に対する登米高校の守り方(だいたいのイメージ)
ドン引きで、ペナエリアに密集。パスを回してもかわしてもドリブルしても次の敵がいる。宮一がなかなか点を取れなかったのは、そのため。だから2点目のミドルは効果があった。

■トップの動き
トップの駆け引き
トップ2人が中央で待っているだけでは相手が楽をする。1人がサイドに開くことで、相手1人を引き付ける。

中にスペースを作りそこを狙う。ある瞬間、開いたトップが中に入り込む、あるいは残ったトップが使っても良い。トップ2人が同時に両サイドに開いても面白い。

■その他のこと
・浮き球は足ではなく身体で止める
・能動的に動いて相手を揺さぶる。ボールが出てから追うのではなく、自ら動いたところにボールを要求する
・リスクを取るのかどうか明確にする。CK時に相手陣内に押し込んでいるように見えて、ゴール前では数的劣位に陥っている。それでいて、カウンターを食らうと止められない。止められないなら1人残して全員でゴール前に詰めるという判断もできる
・フェイクを覚える(参考URLhttp://sports.geocities.jp/tigerliliesfc/strategy/05.htmlhttp://www.youtube.com/watch?v=3szmwYekE8o)〜強豪チームの選手はこれをやると必ず釣られる
・マンマークの練習をする

■人数の少ない強豪とどう戦えばよかったか(私見)
まー相手は早く点が欲しいわけですね。人少ないんだし、どんどん疲れてくる。だから前半のうちになんとかしたい。それをやらせないためには、


#10がスイーパーに入る。トップにいた2人をダブルボランチかサイドバックかその辺に入れて、とにかく守る、かな。


前線は、技術がなくても速くて元気な選手を入れて、後ろからのロングフィードに走らせ競らせる。


消耗戦だけど、それなら人数の多いほうが有利。


しばらくそのまま行って、点を取られなければ、後半の中頃当たりで、本来の形に戻し点を狙う。


CKの時、ディフェンス3人を残すのはいいが、3人を横1列ではなく、縦1列にし、かわされたり抜かれたりしても次が止めに行けるようにする。

やっぱり、相手の人数が少ないとはいえ、チーム戦術としては東北の選手をなめてた感がある。 あれだけ背後のスペースを空けてたら突かれるよね。他の試合観るとわかるけど、強豪チームは相手陣内に押し込んで、背後のスペースにドンと蹴られてスピードのあるトップがガーッと走ってきても、同じようにガーッと走って、1人か、それが駄目でももう1人で止めちゃうわけ。それができないのに、出来るかのような布陣にしてしまってたのはいただけない。個の勝負に持ち込まないようにするのが重要だった。

あと、人数が少ない強豪と戦うというシチュエーションはもうないと思うので、この項はほとんどどうでもいいと思う。

2012年11月6日火曜日

宮一新人戦その5

直接FK。酔いどれBlogで公開してるのより多少見やすいかも(あんまり変わらないかも)。 あと、Youtubeにあげて公開してるわけだけど、不都合があれば削除するので言ってください。

宮一新人戦その4

宮一新人戦その3

宮一新人戦その2

あとは例によって、動画を1つずつ。

宮一新人戦その1

まずは、ざーっと感想を。
 
1)パスを出すのが遅い、一つ前の時点で出したい。1タッチ多いんだと思う
2)すべてのゴールキックを#10に蹴るように突然指示された。急に変えていいものではない
3)パスを相手に蹴っている
4)フィジカルと技術の差はどうしてもある
5)しっかり蹴れていない
6)裏狙いはいいが、中央の相手DFが固めているエリアに出すことが多い。トップの駆け引きでサイドのスペースを狙いたい
7)自陣オフサイドでの間接FKやGKは、近くの味方にショートパスし、リターンをもらってドリブルで運ぶのも良い

まず、2)、7)について。 急にキッカーを変えるのは問題多過ぎ。ロングキックを繰り返すとどんどん疲労が溜まって蹴れなくなってくる。しかもCKもFKも蹴ってたじゃん。あれはないわ。やるなら試合前に決めておくべきで、それに応じた対策も必要。

相手は8人とわかっていたわけだから、CKはショートにするとか。 そこで、ゴールキックの場合の対応。一度蹴れるところを見せると、人数が少ない相手は前に出てこない。 だから、サイドのDFがダーッと下がってきて、そこに蹴る。すぐにリターンをもらう。あとは、ゆるゆるとドリブルで前にボールを運ぶ。いつでも蹴れるぞという雰囲気でいけば、相手もそうそう出てこない(と思う)。

絵で説明するとこんな感じ。

このやり方は、相手が11人いる時でも使えるかも。

practice2 分割版3

同じだけど、ちょっと遠目で撮影。


以上

practice2 分割版2

*番外編
膝を使うのは筋力とも関係するけど、ボールを追いかけて最後の一歩でがーっと足を開いてがつっと止めるっていうのができるようになりたいよね。これができないとちょっとずれただけのパス、ちょっと強くなっただけのパスが止められない。

自分の時も、結構意識して練習したな、これ。最後、一歩大きく踏み出すっていうの。




practice2 分割版1

ヘッドスライディングで転ぶって、小さい子がわーって走っててバタッて転ぶ感じ?

子供の場合は、足の筋力が弱いとか、全身のバランスとか、視野が狭いとか、足下を見てないからとかだろうと思うけど、同じなのかな。

可能性としては、こんなの。
1)筋力(特に足)が弱い
2)重心が高い~膝をうまく使えてない、股関節が硬い
3)視野が狭い、または周辺視野が使えてない
4)バランスが悪い~サッカーは軸足で支えて、もう一つの足でボールを制御するというのを動きながら、軸足を交換しながらやるのでそれは簡単じゃない

1)について
サッカーをやりながら強くしていく。1回目の2。

2)について
股関節の肩入れストレッチとか。前、大股開くのが恥ずかしい女子がいたんだけど要チェック。女子だけでやっってるんだから、そこはきっちりやってもらおう。

股関節ストレッチ
股関節ストレッチ
http://seitai1.com/sutorecchi-kokannsetu.htm

 
http://ourhappydays2.seesaa.net/article/183832990.html

相手のボールを奪いに行くとき、膝を曲げて腰を低くしてっていう姿勢を取るようにいちいち言ってもいいかも。低くし過ぎても良くないけどね。


3)について
視野って、だいたい円状になってると思って良くて、正面を向いてまっすぐ前を見てても、ちゃんと周りの状況も目に映ってる。試合の時は、その周辺視野に相手のユニの色が見えたら注意しようとか、味方のユニの色が見えたらパス出せるぞとか判断できる。あと、顔を上げていてもある程度足下も見えてて自分の状態を制御できたりもする。階段を下りるときに、完全に下を向いてなくても、だいたいわかるよねー。これは意識の問題でもあるので、意識付けをするとよいです。

周辺視野の説明。ゲームで説明すると赤丸が中心視野で目の前の敵がいる。でも、横っちょからも次々に敵が現れるので、青丸の周辺視野にも意識を向けておく必要があるってこと。速読を習うと視野拡大の練習があって、サッカーでも役に立つと思う(たぶんね)。


練習としてはこんなのがある。後ろから左右どちらかを通るボールを出してあげて、前の人はなんとなく立ってるけど、周辺視野でボールが見えたら追いかける。ボールは頭の上を通してもいいし、肩のあたりとか、股間とかいろいろ。2人縦並びでボールを出して、競争して先に触った人がキープ、もう一人が奪いに行くというのも面白いかも。



4)について〜片足で何かする練習をしてみる。
壁打ちも効果があるだろうけど、あえて、片足になる練習として次のようなのがあるかな。

↑フットサル的足技練習です
・その場で足踏み
・後ろ進み足踏み
・前進み足踏み
・上下左右斜めにボールを動かす→円を描くを左右で
・ 両足の間でバタバタ
・左右飛び
・左右流し
・キックフェイント→足裏止め